やっぱり引っ越しはYOKOHAMA

明治大、日本通運、ベイスターズが贔屓の野球観戦ブログです。

2023.06.01 JFE東日本 vs. Honda(都市対抗野球南関東予選 / 天台球場)

こんばんは。

一晩経ってしまいましたが、31日に引き続き南関東予選の日本通運戦を観戦してきました、が、その前に行われた第1試合、JFE東日本とHondaの試合の様子を先にお伝えしようと思います。

 

【トップ画像】初回に盗塁を決めるJFE東日本・小松選手

 

千葉県総合スポーツセンター硬式野球場、通称天台球場は文字通り千葉県総合スポーツセンターの敷地内にあります。

 

右上に見える構造物は千葉都市モノレールの軌道で、球場のすぐそばにスポーツセンター駅があるので、来場する際は自家用車よりモノレールの方が便利そうです。

(この日使えた駐車場は球場からめちゃくちゃ遠い場所だったのもあり…)

 

今回はJFEのチーム券で入場。

グッズのほかにスポーツドリンクもいただけるのはとても嬉しい心遣いです。

 

また、地元千葉市のチームということもあって応援に力が入っており、声を出して応援する人の多さに驚きがありました。

 

そして座った場所はこのあたり。

かなり撮影しやすいスタンドで、お陰でかなり撮影が捗ったと思います。

 

JFE東日本先発は宇賀神選手でした。

初回は三者連続三振の素晴らしい立ち上がりを見せます。

 

一方のHondaの先発は岡野選手。

この日はランナーを背負っても欲しいところで三振を奪い、持ち味を発揮します。

 

JFE東日本は初回、1番のルーキー・小松選手がヒットで出塁。

 

1アウト後、3番の平山選手に回ります。

昨年までは不動の4番サードでしたが、怪我があったようで、その影響もあってか打順を一つ上げて指名打者での出場が続いています。

 

平山選手の打席中に1塁ランナー小松選手が盗塁。

さらに平山選手はデッドボールで出塁して1・2塁のチャンスを迎えますが、後続が連続三振で無得点に終わります。

 

直後2回表のHondaは6番の辻野選手が2アウトからヒットで出塁すると、1塁ランナーコーチの篠塚選手兼任コーチとこのポーズ。

 

その後満塁となりますが、9番三浦選手をキャッチャーフライに抑えてピンチを切り抜けます。

 

2回裏のJFE東日本も2アウトから8番山田選手がフォアボールを選び、その後相手のミスもあってチャンスが拡がりますが、こちらも無得点。

ただ、その「相手のミス」というのがショートからのセカンド送球が逸れて1塁ランナーの山田選手の顔面を直撃するというもので、かなり心配な事態に…

 

山田選手は残念ながら交代となってしまい、山田選手が守っていたサードにはファーストから山城選手が回りました。

6回に1度だけ守備機会がありましたが、特に問題なく捌けていました。

 

さて、試合は4回に動きます。

この日5番に入った藤野選手は埼玉県予選の決勝戦でも猛打賞を記録しており、この試合でも注目しておりましたが…

 

ライトスタンドへのホームランを放ちます。

反対方向にあれだけの打球が飛ばすことが出来るのは素晴らしかったです。

 

するとJFE東日本は次の回にピッチャーを交代。林選手がマウンドに上がります。

林選手は速いテンポでどんどんアウトを取る、気持ちのよくなるような投球で4回を打者12人で抑える好投を見せます。

 

投手陣の頑張りに応えたいJFE東日本打線は5回、山田選手に代わって出場した鳥巣選手が先頭打者で出塁。山田選手の分の気持ちも背負っていて気合十分でした。

 

2アウト2塁となり迎えた2番の中澤選手は打席途中で申告敬遠に。

 

平山選手には何と代打で関選手が送られます。

どういった事情かは分からないものの少し驚き。

 

しかし関選手はセカンドフライに倒れます。

 

続く6回にも2塁にランナーを進めたJFE東日本でしたが、代打の猪田選手は三振。

初球からいい感じで手を出せていたので打てそうな雰囲気はあったのですがね…

 

逃げ切りたいHondaは8回から福島選手を投入。

 

1アウトから関選手が相手のエラーで出塁して西村選手が代走で登場。

 

さらに4番山城選手も続いて1アウト1・2塁のチャンスを作ります。

 

ここで1塁側JFE東日本の応援席も大いに盛り上がりますが、5番の内藤選手はダブルプレーに倒れ、ホームベースが遠い展開が続きます。

 

JFE東日本は9回、本定選手が登板し、0点に抑えて味方の逆転を待ちます。

 

9回裏、JFE東日本は代打で明治大出身のルーキー・岡本選手の登場もありましたが、三者凡退でゲームセット。

 

Hondaが昨年に続いて第一代表決定戦に進みました。

終始JFEペースだったと思うのですが、こういう展開になると一発が大きいと感じさせる試合でした。

 

ところで、Hondaについてこんな話題が…

mainichi.jp

なんと、南関東地区の強豪として長年戦ってきたHondaが来年から東京地区に移ってしまうというのです。

現在の南関東地区はちょうどこの日天台球場で試合を行ったHonda、日本通運JFE東日本、日本製鉄かずさマジックで3枠を争う、といった構図でしたが、来年以降はそのまま行けば残った3チームが労せずして都市対抗野球の出場権を得やすくなる、という形になります。

このことがどのような影響を与えるかは…少し様子を見ていく必要がありそうです。

 

ともあれ、Hondaとしては最後の南関東大会を第一代表で突破し、有終の美を飾りたいところだろうと思いますが、第一代表決定緯線ではそれが叶うかどうかも注目です。

 

それでは、今回の記事はこのあたりで終了です。

この後すぐに第2試合・日本通運vs,日本製鉄かずさマジックの試合の様子をお伝えできればと思いますので、もう少々お待ちください。

ひとまず一旦これで、ご拝読いただきありがとうございました。

2023.05.31 日本通運 vs. ハナマウイ(都市対抗野球南関東予選 / ゼットエーボールパーク)

皆様こんにちは。

本日より楽しみ2割、怖さ8割のような南関東予選が始まりました。

 

早速千葉県市原市にあるゼットエーボールパークに観戦に行ってきたので、その様子をお伝えします…が、今回は写真少なめ・感想多めの記事になりそうです。

撮影しやすそうな場所が応援団のスペースになっていたのと、筆者自身も撮影より応援を優先していたため…

 

【今回のトップ画像】5回にツーベースを放った木南選手

 

筆者は諸事情で遅れて現地に到着。

チーム券を受け取り(遅れてきてしまったのに用意していただき本当にありがとうございました)、スタンドに到着すると1回裏が終わるところでした。

 

この時点で日本通運は3点を先取しており、「何度もチャンスを作りながら得点出来ず、そのうちに相手にワンチャンスで得点を許してそのまま負ける」というよくある敗北のパターンは回避できそうだと思い一安心、が、そこまで行かずともかなりタフな展開に巻き込まれていくことになります。

 

日本通運の先発は古田島投手。

個人的にはベテラン左腕の相馬選手から行くのではないかと思っていたので少し意外でした。

 

古田島選手は要所を締めてゲームは作りますが、毎回ランナーを背負う展開となり、比較的苦しいピッチングとなってしまいました。

 

本塁打を含む2安打の活躍を見せたハナマウイ2番の大友選手

 

ハナマウイは上位打線の選手は古田島選手を捉えていたために実力を感じさせられた一方で、下位打線は軽く捻られていた感じがあり、両者の力の差がチームとしての課題なのかなと考えました。

ただ、全体を通して古田島選手の低めの変化球をかなり見送っていたため、低めを捨てる作戦が徹底出来ていたのかもしれません。

 

▲4打点を挙げて4番の役割を果たした森松選手

 

打線に関しては個人的には添田選手、森松選手に複数の安打が出たことが大きかったかと。

両者とも絶不調とまでは行かずともここ最近若干本来の力が出せていなかった面があり、もし初戦でも結果が出なかったらより状態が悪くなるかも…というところで結果が出たのはかなり楽になったのではないでしょうか。

添田選手はヒットだけではなくフォアボール3つ選び、なんと毎回盗塁を仕掛けて全て成功させるという、相手からすればもうやりたい放題の活躍だったので予選を進んでいくのにあたっていい勢いが付いたでしょう。

 

また、大事をとって?交代した大谷選手に代わって出場した沓澤選手に長打が出たのも結構大きく、今後代打などで起用される機会も増えるかもしれません。

打線全体を振り返ると、3イニング連続3者残塁も含む異常な数の残塁数といった反省点はありましたが、初回に3点をしっかり挙げれていたこと、そして初戦という計り知れない緊張感の中だったことを踏まえれば「まぁこんなことも…」くらいの話かなと思います。

 

7回からは2番手で前田選手が登板。

古田島選手が苦しめられた上位打線に当たる巡りにも関わらず2イニングパーフェクトの素晴らしいピッチングでした。

本来であれば今日先発で投げていてもおかしくはない実力を存分に発揮しました。

 

9回はクローザーとして経験を積んでいるルーキーの松澤選手が登板。

ランナーを背負うものの得点は許さずにゲームをきっちりと締めます。

 

ということで、7-1で日本通運が初戦を突破。

スコアだけ見れば快勝ですが、全然そんなことはないタフなゲームでした。

 

ところで、南関東予選に入ってから日本通運側にはブラバンとチアが入ったのですが、チアの方はどうやら中学生か高校生か(多分中学生、小学生ってことは流石にない…?という感じ)だったので少し驚きました。どこから派遣されたのでしょうか?

ともあれ、本選での応援に派遣される方々に負けず劣らずのパフォーマンスで客席を大いに盛り上げてくれたので、次戦以降ではそちらにも注目です。

 

さて、次の試合は準決勝で、対戦相手は昨年と同じく新日鉄かずさマジックです。

気の抜けない過酷な闘いが続きますが、引き続き応援していきます。

あと、次回はもう少し応援と撮影の両立を…

 

それでは、少し手身近にはなりましたが、ここまでご拝読いただきありがとうございました。

2023.04.09 日本通運 vs. 三菱重工Westなど(JABA四国大会 / マドンナスタジアムなど)

こんにちは。

今回は前回の続き・JABA四国大会観戦記2日目の模様をお送りします。

 

【今回のトップ画像】日本通運唯一の打点を挙げた木村選手

 

↓前回の記事はこちら↓

yu-munxydb.hatenablog.com

 

4月9日の日本通運 vs. 三菱重工Westの試合は坊ちゃんスタジアムではなく、同じ敷地内にあるサブ球場・通称マドンナスタジアムで行われました。

 

このマドンナスタジアムと坊ちゃんスタジアムは地図で見るとこのくらいの距離感で、その気になれば双方で行われている試合を交互に見ることも出来るくらいでした。

 

スタンド内に入りました。

ちょうど正面に見えているのが坊ちゃんスタジアムです。

サブ球場とはいえ、かなり綺麗で見やすい球場だなと思いました。

 

ただ一つ残念だったのは、スピードガンの設備が無かったことでしょうか。

この日の両チームの先発投手はいずれもスピードがよく出ているように見えただけに、どのくらい出ているか確認したかったですね…

 

さて、ここからは試合の様子をお伝えしていきます。

三菱重工Westの先発は関西大から入社したルーキー・鷲尾選手でした。

鷲尾選手は関西大学時代最後の明治神宮大会明治大学相手に投げているのを配信で観ていたのですが、立ち上がりで失点した以外には支配的なピッチングを披露していました。その際に三菱重工Westに内定しているとの情報があり、これでエースの竹田選手の負担も減るのではないかと思っていたところ、こんなに早くお目にかかれるとは。

 

日本通運打線はそんな鷲尾選手相手に初回、1番添田選手がセカンドの後ろに落ちるヒットで出塁しますが、この時点で鷲尾選手の凄さが垣間見えました。

初球を低めの直球でストライクを取り、2球目は沈むボールで空振りで添田選手としては結構珍しい形で0-2のカウントを作られてしまっていたのです。

 

これは立ち上がりで何とか点を取っておかないと苦労しそうだなと思っていましたが、後続は抑えられて0点で切り抜けられます。

 

一方の日本通運の先発は古田島選手。

古田島選手は立ち上がりで1点を失うものの2回から6回まではノーヒットピッチングを披露しますが、7回に4番・中山選手相手にホームランを打たれてしまいます。

中山選手には前の打席でもポール際への大飛球を飛ばされていた中での初球を狙われてしまったので、これは悔いの残る一球になってしまったかもしれません。

 

鷲尾選手に7回まで圧倒された日本通運打線でしたが、8回に内野安打や相手のミスなどが絡んでノーアウト満塁の大チャンスを作ります。

8番の高橋選手に代わって代打で毛利選手が送られますが三振に倒れ、続く9番木村選手の犠牲フライで1点を返すのがやっとでした。

日本通運打線は終わってみれば鷲尾選手相手に7三振を喫し、浴びせたヒット3本はいずれも内野安打とほぼ完全に抑え込まれた形となりました。

 

日本通運打線がここまで完全に捻られたのを見るのは2021年の都市対抗野球の対ENEOS戦、東芝から補強された吉村選手(現ヤクルト)に対した時以来かと思われます。

鷲尾選手は順調にいけば来年のドラフトで注目される存在になっていくでしょう。

 

1点差まで迫った日本通運は8回裏、ベテラン左腕の相馬選手が登板して9回表の攻撃に繋げる…というところでしたが3安打を浴びて2点を失います。

 

勝ち切れば決勝T進出が決まる三菱重工Westはエース・竹田選手が登板。

竹田選手を見るのは去年の社会人日本選手権・日立製作所戦で救援登板した時以来で、筆者が現地の際は何故か毎回リリーフで出てきてる感じがあります。

 

日本通運は上位打線とはいえ竹田選手相手に3点差は流石に厳しく、三者凡退に抑えられて1-4で敗北。三菱重工Westに昨年のリベンジを果たされることとなり、予選敗退となりました。

 

さて、この試合は投手戦だったこともあってかなり早い時間に試合が終わりましたが、隣の坊ちゃんスタジアムで行われているENEOS vs. NTT西日本の試合がまだ中盤だと分かったので、そちらに移動することにしました。

 

瀬戸内側特有の気持ちのいい晴天の中、10分強のお散歩のような移動となりました。

昨日ずっと半袖でいたら腕の酷い日焼けでまともに温泉浸かれなくなったのは内緒

 

スタンドに到着すると、0-4とENEOSが劣勢な中、9番・村上選手(松山東高校

出身)がタイムリーヒットを放っているところでした。

村上選手はこの後のタイブレークでも大ファインプレーでチームを救い、応援している明治大OBが地元凱旋で躍動する姿を見れてとてもよかったです。

 

ただ、明治大OBの活躍はこれだけで終わりませんでした。

 

明治大から入社したばかりのルーキー・山田選手です。

 

守備から入って回ってきた第二打席でした。

 

 

値千金の同点スリーランホームランが生まれます。

 

 

これで何とかタイブレークに持ち込んだENEOSは11回裏、1番・瀧澤選手のツーベースでサヨナラ勝ちを収めました。

 

今年の四国大会ではこの試合を含め苦しい闘いが続いたENEOSでしたが、終わってみれば優勝を収め、昨年の都市対抗王者としての底力を見せて社会人野球日本選手権の出場権を勝ち取りました。

 

さて、日本通運としては今季最初のJABA大会の制覇、そして四国での連覇とはなりませんでしたが、まだ日立市長杯と東北大会が残っていました。

今年序盤の日本通運は上位打線が固定できずに若干迷走した部分がありましたが、後の2大会を経てどのように仕上げていき、東北大会での優勝に繋げることが出来たか…

筆者は日立と東北のいずれにも足を運んだので続いてその様子もお伝えしようかと思いましたが、本稿の投稿日の翌日(5/31)から都市対抗野球南関東予選が始まるため、そちらの観戦記を先に出そうと思っています。

 

都市対抗野球の最終予選が各地で進んでいますが、今年は例年以上に至る所で番狂わせが起こったり起こりかかったりしているように感じるので、恐怖感はかなりあります。

 

ということで今回はこれにて終わりです。

ご拝読いただき、ありがとうございました。

2023.04.08 日本通運 vs. 愛媛マンダリンパイレーツなど(JABA四国大会 / 松山坊っちゃんスタジアム)

こんにちは。

旅行要素を別ブログにする方針となったために早速ブログのタイトルが変わりましたが、引き続きよろしくお願いいたします。

 

【今回のトップ画像】2回無失点の日本通運・板川選手

 

 

さて、今回は4月初旬まで遡りまして、表題の試合の観戦記をお送りいたします。

日本通運にとっては今年1大会目のJABA大会の初戦だったので、2023年の公式戦初戦ということになります。

 

松山市駅からバスに乗り、松山坊ちゃんスタジアムにやってきました。

写真の右にあるのが坊ちゃんスタジアムで、バス停からはやや距離があります。

 

球場内に入ると、JFE西日本 vs. 四国銀行の試合中でした。

 

JFE西日本先発は藤原拓実選手。

今年に入ってから急成長を遂げたサイドスロー右腕で、この日も快投を披露します。

 

四国銀行は2番手で田中大成選手が登板。

亜細亜大学出身で、写真では分かりづらいですがやや変則的なフォームでした。

 

JFE西日本は8回に神奈川大出身のルーキー・土井選手のタイムリーなどで追加点を挙げてリードを拡げます。

 

このあたりから日本通運の選手も3塁側で待機し始めます。

 

第1試合は3-0でJFE西日本の勝利。藤原選手が完封勝利を挙げました。

 

日本通運は応援グッズの頒布があったので、一度スタンドを離れて受け取りに行きました。今年の日本通運JABAの各大会でグッズの頒布を行っていたので、応援団(後援会?)の方々に頭が下がります。

タオルとうちわは昨年と同じものでしたが、選手名鑑は形ごと変わり、鉄道の駅にあるポケット時刻表のようなコンパクトなものになりました。

 

日本通運の先発は川船選手。スピードガンでは150km/h超えの球もありました。

途中若干足を気にする素振りを見せた後コントロールが乱れる場面もあって心配されましたが、終わってみれば安打を1本も許さない好投でした。

 

一方の愛媛マンダリンパイレーツの先発は田島選手。

背番号や投球動作に加え、フライアウトが多めだったので、どことなくベイスターズの今永選手に似ているなという印象を持ちました。

 

そんな田島選手に1巡目の上位は抑えられた日本通運打線ですが、3回に下位からチャンスを作って1番添田選手のタイムリーヒットで先制。

その後も攻撃の手を緩めずこの回に一挙8得点を挙げて試合の主導権を握ります。

 

3番ライトで起用された沓澤選手。

昨年までライトのポジションは北川選手で固定されていましたが、今年初めは不調だったようで、この日は沓澤選手がライトに入りました。

昨年の社会人野球日本選手権でも代打で結果を残したように積極的な打撃が持ち味で、この試合でも3打数2安打の活躍を見せます。

 

5番指名打者で起用された楠本選手。

横浜ベイスターズで活躍している楠本選手の弟さんですが、外野手にコンバートされたお兄さんと違い、大学を卒業しても内野手を続けています。

今年序盤のオープン戦で好調だったようで、公式戦初戦では指名打者で起用されて早速2打数2安打と結果を残します。

 

スタメンマスクは城西大出身のルーキー・山本選手が大抜擢されます。

日本通運は去年の大友選手に続いて2年連続でキャッチャーが補強されましたが、この山本選手はこのポジションでは珍しい俊足巧打型の選手で、他の捕手要員の選手とは違った役割が期待できそうです。

(実際に都市対抗埼玉県予選決勝ではタイブレークで木南選手に代わり代走で起用されるといった場面もありました)

この日は1安打に加え、守備でフェンス際のフライを好捕する活躍がありました。

 

8番センターは高橋選手でした。

去年からこのポジションは手銭選手か高橋選手のどちらかが入ることが殆どでしたが、今年は手銭選手が絶好調なのもあって手銭選手が入ることが増えています。

ただ、高橋選手の状態もそれほど悪くなさそうなのでポジション争いが激化しているところでしょうか。

 

代打で登場した大友選手。先述したように2年目のキャッチャーです。

キャッチャー要員の中でも長打力が売りで、今年のオープン戦初戦では1試合2ホームランもあったようです。ロマン砲的存在で、熾烈な捕手争いの中でもかなり個性的な存在となっています。

 

一方の投手陣は6回から国際武道大出身のルーキー・板川選手が登板。
高校は横浜高校で甲子園出場経験もあるので、ネームバリューもかなりあります。

(てか横浜高ー国際武道大ー日本通運のサウスポーってまんま相馬選手だこれ)

この日は2イニングを無安打に抑え、最高球速も140km/h台後半を記録。

かなり楽しみな存在ですが、ここ最近オープン戦も含めてあまり投げていないので状態が少し心配な部分があります。

 

コールド勝ちのかかる7回には2年目の清水選手が登板します。

この清水選手はプロ注目とされる同期の川船選手・古田島選手よりもストレートの最速と平均速度は明らかに勝っている選手となっており、この日は153km/hくらい出していたと思います(先発とリリーフの違いはありそうですが)。

 

清水選手はコントロールが乱れる場面もありましたが、マンダリンパイレーツ打線を0点に抑え、日本通運は今年初の公式戦を9対0のコールドゲームで勝利を収めました。

 

しかしコールドゲームとはいえビッグイニングを作った3回以外はあまり攻め切れていない感触もあったので、そこが今後の課題となるかなぁという印象もありました。

 

第3試合もありましたが、この日はかなりいい宿を予約していたのもあって早めに撤退し、翌日の三菱重工west戦に備えることとしました。

 

ということで今回の記事はここで終わりとします。

次回は翌日の試合のことを書く予定です。

→(5/30更新・できました)

yu-munxydb.hatenablog.com

 

それでは、ご拝読いただきありがとうございました。

2023.05.19 日本通運 vs. Honda 県営大宮球場-都市対抗埼玉県予選決勝

はじめまして。

ブログを新設したので挨拶代わりの記事を書こうと思いましたが、

書きたいことが既に溜まっている状態なので、始めて行きます。

 

…ということで、今回は先週金曜日に県営大宮球場で行われた、

社会人野球の日本通運 vs. Hondaの試合の観戦記をお送りいたします。

 

埼玉県営大宮公園野球場、通称県営大宮球場にやってきました。

 

直前に行われていた埼玉県一次予選の3位4位決定戦、テイ・エス・テック vs. オールフロンティアの試合が終わるかというタイミングでやってきたのですが、オールフロンティアが9回表に土壇場で追いついてタイブレークにもつれ込んだ為、まだ試合が行われていました。

しかしこのオールフロンティアの粘りが第二試合の波乱の遠因に…

 

試合はテイ・エス・テックの勝利で終わり、埼玉県予選3位と4位の表彰の後、日本通運とHondaの選手がグラウンドに出てアップを始めます。

また、筆者は日本通運が3塁側ではなく1塁側だと気付いたので慌てて1塁側に座り直します。

 

試合前のシートノック中の二遊間(木村選手、添田選手、諸見里選手)。

諸見里選手(左)は今年のJABA大会では殆ど姿がありませんでしたが、東北大会の決勝あたりから再び元気な姿を見せています。

 

センターの手銭選手。

両チームのシートノックを見たところ、内野陣は全体的にHondaの方が動きがいいように見えましたが、外野陣は日本通運の方が送球の強さが上回ってるような印象を持ちましたし、実際に写真の手銭選手はこの後ピンチを救う好返球がありました。

 

両チームのシートノックの後、グラウンド整備を経て試合開始です。

 

日本通運の先発は川船選手。

入社2年目の選手で今年のドラフト候補として注目を浴びています。

この日も丁寧ながら力強いピッチングを披露します。

 

ちなみに3枚目の写真、グローブの刺繍を見てみると…

割烹川船」と書かれているようです。

 

「割烹川船」は川船選手のお父様が店主で、長野県の松本城の門前に構えていたものの昨年一杯で惜しくも閉店となった蕎麦屋の名前です。

(有料記事となりますが、詳しいことは↓でも…)

mainichi.jp

筆者も昨年末の閉店間際に伺って色々とお話を伺いましたが、その話はまた今度…

 

一方のHondaの先発はサウスポーの東野選手。

ランナーを出しても要所を締め、5回無失点の好投を披露します。

 

1番添田選手(上)と2番稲垣選手(下)

今年に入ってからこの2人の打順はほぼ固定されている形です。

ただ1・2番とは云ってもここ最近はチャンスを作るよりもランナーを返す役割を担っていることが多いように感じます。

 

6番高野選手

ここ最近の日本通運指名打者は打順だと5番か6番に入りますが、メンツはかなり流動的です。ただ、結構な割合で捕手要員の選手が入っているように感じます。

 

7番木南選手

選手層の厚い日本通運キャッチャー陣の中でも正捕手として出続けています。

7~9番の下位打線も1・2番と同様にほぼ固定されていますが、今年はいずれの打者もかなり調子がよく、得点を生み出す起点となっています。

アベレージヒッターのイメージが強い1番の添田選手の成績がどちらかと言えばポイントゲッター寄りのものとなっているのはこのことが要因と思われます。

(添田選手は東北大会終了時点での公式戦打点ランキングで全選手中トップタイでした)

 

そんな中で筆者が注目している選手が川船選手と同じく2年目の木村選手です。

去年の秋以降ほぼ全ての公式戦で9番セカンドで起用されている木村選手は、ドラフト候補としては同じく2年目の川船選手・古田島選手の影に隠れている感じは否めませんが、元々よかった守備走塁に加え、今年は打撃が大きく成長してここまで公式戦3割4分5厘の成績を残しています。

写真のようにバントの技術も高く、このようなタイプで右打の選手はそれほど多くないことを見ると、この調子で都市対抗の成績を残せば指名の可能性は十分あるでしょう。

 

Hondaは6回から朝山選手にスイッチ。

その後上ノ山選手→中村選手と繋げます。

 

日本通運打線はHondaのリリーフ陣に対して、7回に相手のエラー絡みで先制し、8回には3番の北川選手のタイムリーヒットで追加点を挙げて2-0とリードします。

 

一方の日本通運投手陣は7回途中からサウスポーの中田選手に交代。

1アウト2・3塁のピンチを凌いで火消しの役割を見事に果たし、さらに続く8回も続投して1番千野選手、2番鈴木選手と左打者2名を抑えたところで降板。

 

右打者の3番・小口選手を迎えたところで右のアンダースロー・和田選手が登板してサードゴロに打ち取り、右本格派→左→右変則と違うタイプの投手を繰り出した日本通運投手陣は8回までHonda打線を0点に抑えます。

 

しかしこの日は天候が悪く、試合が進むにつれて徐々に雨脚が強くなります。

 

9回表を迎えたところで筆者はスタンド最前での写真撮影を諦め、バックネット裏最上段の屋根のあるエリアまで移動すると、程なく雨風が非常に強くなり、試合も一時中断してしまいます。

この日午後の悪天候は前もって予測されていたために試合時間がそれぞれ前倒しされていましたが、前の試合がタイブレークに持ち込まれた分でギリギリ大荒れとなる時間の前に試合を終わらせることが出来なかったことになりました。

 

9回表のHondaはこの天気もあってかコントロールに苦しんだ松澤選手相手を攻めて2得点を挙げて同点に追いつき、さらに裏の日本通運の攻撃も三者凡退に抑えてタイブレークに持ち込みます。

 

10回表は6日前の東北大会で8イニングを投げたこちらもプロ注目の2年目・古田島選手が登板し、1失点で切り抜けます。

 

ただ、その裏の日本通運は9番の木村選手からの打順だったので、7番木南選手・8番手銭選手が出塁して9番木村選手が送り、1番の添田選手が返すここ最近の得点パターンに乗せれば2点取ることはかなり容易だったかと思います。

 

実際にその通り木村選手がファーストストライクでしっかりとランナーを送り、添田選手が早いカウントで仕留めて劇的なサヨナラ勝ちを収め、埼玉県予選1位の座を掴み取りました。

 

最優秀選手賞はサヨナラタイムリーの添田選手が受賞。

今大会では決して好調ではなくとも最後の最後で見せ場を作り、見事な受賞でした。

 

ということで、今回の記事はこのあたりで終わりです。

日本通運、Honda、テイ・エス・テック、オールフロンティアの4チームは埼玉県代表として千葉県で行われる南関東予選に進み、千葉県代表のJFE東日本、かずさマジック、YBC柏、ハナマウイも併せて合計8チームで3枠の都市対抗本選出場権をかけて争います。

日本通運の最初の対戦相手はハナマウイで、いきなり本選出場経験のあるチームとの対戦となりました。

昨年の南関東大会はJFE東日本が敗者復活トーナメント初戦で敗退する波乱もあり、今年も非常に苦しい戦いになるかと思われますが、何とか乗り切って、出来れば昨年は逃した第一代表の座を目指して行って欲しいです。

 

それでは、ここまでご拝読いただきありがとうございました。