やっぱり引っ越しはYOKOHAMA

明治大、日本通運、ベイスターズが贔屓の野球観戦ブログです。

2023.04.09 日本通運 vs. 三菱重工Westなど(JABA四国大会 / マドンナスタジアムなど)

こんにちは。

今回は前回の続き・JABA四国大会観戦記2日目の模様をお送りします。

 

【今回のトップ画像】日本通運唯一の打点を挙げた木村選手

 

↓前回の記事はこちら↓

yu-munxydb.hatenablog.com

 

4月9日の日本通運 vs. 三菱重工Westの試合は坊ちゃんスタジアムではなく、同じ敷地内にあるサブ球場・通称マドンナスタジアムで行われました。

 

このマドンナスタジアムと坊ちゃんスタジアムは地図で見るとこのくらいの距離感で、その気になれば双方で行われている試合を交互に見ることも出来るくらいでした。

 

スタンド内に入りました。

ちょうど正面に見えているのが坊ちゃんスタジアムです。

サブ球場とはいえ、かなり綺麗で見やすい球場だなと思いました。

 

ただ一つ残念だったのは、スピードガンの設備が無かったことでしょうか。

この日の両チームの先発投手はいずれもスピードがよく出ているように見えただけに、どのくらい出ているか確認したかったですね…

 

さて、ここからは試合の様子をお伝えしていきます。

三菱重工Westの先発は関西大から入社したルーキー・鷲尾選手でした。

鷲尾選手は関西大学時代最後の明治神宮大会明治大学相手に投げているのを配信で観ていたのですが、立ち上がりで失点した以外には支配的なピッチングを披露していました。その際に三菱重工Westに内定しているとの情報があり、これでエースの竹田選手の負担も減るのではないかと思っていたところ、こんなに早くお目にかかれるとは。

 

日本通運打線はそんな鷲尾選手相手に初回、1番添田選手がセカンドの後ろに落ちるヒットで出塁しますが、この時点で鷲尾選手の凄さが垣間見えました。

初球を低めの直球でストライクを取り、2球目は沈むボールで空振りで添田選手としては結構珍しい形で0-2のカウントを作られてしまっていたのです。

 

これは立ち上がりで何とか点を取っておかないと苦労しそうだなと思っていましたが、後続は抑えられて0点で切り抜けられます。

 

一方の日本通運の先発は古田島選手。

古田島選手は立ち上がりで1点を失うものの2回から6回まではノーヒットピッチングを披露しますが、7回に4番・中山選手相手にホームランを打たれてしまいます。

中山選手には前の打席でもポール際への大飛球を飛ばされていた中での初球を狙われてしまったので、これは悔いの残る一球になってしまったかもしれません。

 

鷲尾選手に7回まで圧倒された日本通運打線でしたが、8回に内野安打や相手のミスなどが絡んでノーアウト満塁の大チャンスを作ります。

8番の高橋選手に代わって代打で毛利選手が送られますが三振に倒れ、続く9番木村選手の犠牲フライで1点を返すのがやっとでした。

日本通運打線は終わってみれば鷲尾選手相手に7三振を喫し、浴びせたヒット3本はいずれも内野安打とほぼ完全に抑え込まれた形となりました。

 

日本通運打線がここまで完全に捻られたのを見るのは2021年の都市対抗野球の対ENEOS戦、東芝から補強された吉村選手(現ヤクルト)に対した時以来かと思われます。

鷲尾選手は順調にいけば来年のドラフトで注目される存在になっていくでしょう。

 

1点差まで迫った日本通運は8回裏、ベテラン左腕の相馬選手が登板して9回表の攻撃に繋げる…というところでしたが3安打を浴びて2点を失います。

 

勝ち切れば決勝T進出が決まる三菱重工Westはエース・竹田選手が登板。

竹田選手を見るのは去年の社会人日本選手権・日立製作所戦で救援登板した時以来で、筆者が現地の際は何故か毎回リリーフで出てきてる感じがあります。

 

日本通運は上位打線とはいえ竹田選手相手に3点差は流石に厳しく、三者凡退に抑えられて1-4で敗北。三菱重工Westに昨年のリベンジを果たされることとなり、予選敗退となりました。

 

さて、この試合は投手戦だったこともあってかなり早い時間に試合が終わりましたが、隣の坊ちゃんスタジアムで行われているENEOS vs. NTT西日本の試合がまだ中盤だと分かったので、そちらに移動することにしました。

 

瀬戸内側特有の気持ちのいい晴天の中、10分強のお散歩のような移動となりました。

昨日ずっと半袖でいたら腕の酷い日焼けでまともに温泉浸かれなくなったのは内緒

 

スタンドに到着すると、0-4とENEOSが劣勢な中、9番・村上選手(松山東高校

出身)がタイムリーヒットを放っているところでした。

村上選手はこの後のタイブレークでも大ファインプレーでチームを救い、応援している明治大OBが地元凱旋で躍動する姿を見れてとてもよかったです。

 

ただ、明治大OBの活躍はこれだけで終わりませんでした。

 

明治大から入社したばかりのルーキー・山田選手です。

 

守備から入って回ってきた第二打席でした。

 

 

値千金の同点スリーランホームランが生まれます。

 

 

これで何とかタイブレークに持ち込んだENEOSは11回裏、1番・瀧澤選手のツーベースでサヨナラ勝ちを収めました。

 

今年の四国大会ではこの試合を含め苦しい闘いが続いたENEOSでしたが、終わってみれば優勝を収め、昨年の都市対抗王者としての底力を見せて社会人野球日本選手権の出場権を勝ち取りました。

 

さて、日本通運としては今季最初のJABA大会の制覇、そして四国での連覇とはなりませんでしたが、まだ日立市長杯と東北大会が残っていました。

今年序盤の日本通運は上位打線が固定できずに若干迷走した部分がありましたが、後の2大会を経てどのように仕上げていき、東北大会での優勝に繋げることが出来たか…

筆者は日立と東北のいずれにも足を運んだので続いてその様子もお伝えしようかと思いましたが、本稿の投稿日の翌日(5/31)から都市対抗野球南関東予選が始まるため、そちらの観戦記を先に出そうと思っています。

 

都市対抗野球の最終予選が各地で進んでいますが、今年は例年以上に至る所で番狂わせが起こったり起こりかかったりしているように感じるので、恐怖感はかなりあります。

 

ということで今回はこれにて終わりです。

ご拝読いただき、ありがとうございました。