2023.06.01 日本通運 vs. 日本製鉄かずさマジック(都市対抗野球南関東予選 / 天台球場)
こんにちは。
先ほどは昨晩書き出したのをそのままにしたので、朝にも関わらず「こんばんは」と書いてしまいました(汗)
そんなことはさておき、今回の記事は6月1日に天台球場で行われた試合の2つ目、日本通運vs.日本製鉄かずさマジックの試合の様子をお伝えします。
▲【トップ画像】見事な完封勝利を達成して雄たけびを上げる相馬選手
▼ 第1試合の記事もあります。
日本通運の先発は相馬選手でした。
過去の予選ではかずさマジック相手に好成績を残しており、相性が良いようです。
初回は頭上を越すかというライナーをキャッチするという自らも救うビッグプレーもあって三者凡退に抑えます。
一方のかずさマジックの先発は山本選手。
150km/hに達するストレートを軸に力強い投球を見せ、こちらも初回を三者凡退に抑えたので、この時点で早くも投手戦の様相を呈してきていました。
2回の相馬選手は先頭・4番の吉田選手をフォアボールで歩かせ、続く5番佐藤選手はバントの構えながらカウントを悪くしますが、フルカウントまで持っていき、最後はセカンドにゴロを打たせてダブルプレーを取りました。
続く6番の勝俣選手はNPB経験のある怖い打者でしたが、ファーストゴロに抑えます。
この回も0点に抑え、ベースカバーからマウンドにボールを置き、ベンチへ戻ります。
結果としてかずさマジックはここでチャンスを作ることも出来なかったのが大きな痛手となりました。
日本通運打線が山本選手相手に1本のヒットも出せない中、4回裏のかずさマジックは3番・内山選手がヒットで出塁。両チームを通じて初めてのヒットが出ます。
その後4番の吉田選手には9球粘られますが、最後は三振に抑えてこのガッツポーズが出ます。
何とか相馬選手を援護したい日本通運打線ですが、5回裏のグラウンド整備明けの最初のバッターは手銭選手から始まる巡りになったので、そこで何か起きそうな予感がしました。
前にもお話した通り、ここ最近の日本通運打線は7番木南選手・8番手銭選手が出て9番木村選手が送り、1番添田選手が返すという得点パターンが非常に増えていました。
そんな中、手銭選手はまずフォアボールを選び、「やっぱり何かありそうだぞ」という雰囲気を醸し出します。
そして続く9番木村選手はこの打席でも初球でバントを決めます。
木村選手はかなりの確率で初球でバントを決めているように感じており、この非常に高いバント技術が流れを呼び込みやすくなるきっかけにもなっているのかもしれません。
そして1番の添田選手を迎えたところで、日本通運が更に仕掛けます。
2塁ランナーの手銭選手が3塁への盗塁を成功させました。
これが出来ることが今年の日本通運の強みで、打撃だけではなく走塁でもどんどん相手にプレッシャーを掛けてきます。
外野フライや高いバウンドの内野ゴロでも1点が期待出来る場面ではありましたが、添田選手のライナーがライト線へ落ち、チーム初ヒットで均衡が破れます。
添田選手は1塁塁上でこのポーズ。
朝の情報番組「ラヴィット」のポーズらしいです。
そしてすかさず2塁を陥れて再び「ラヴィット」ポーズ。
添田選手はこの後守備でも好プレーがあり、完全に走攻守でノリにノっています。
この調子を本選までキープしていきたいところです。
(8回にヒットで出塁した沓澤選手に代走高橋選手が送られる)
その後ようやく日本通運打線も目覚め、8回には木村選手添田選手の連打、9回には沓澤選手のヒットもありましたが、いずれも得点には繋がらず、やはり全体的にあと1本が出ないのは少し長引きそうかなという印象でした。
こちらは何とか本選までに打開しておきたいところです。
さて、この日の相馬選手は1点のリードで十分でした。
5回以降は1人のランナーも許さずかずさマジック打線相手に仁王立ち。
見事な1安打完封勝利を収めました。
2年目のプロ注目コンビなどを擁していてもまだまだ主戦の座は譲らないというような強い意思の表れた力強いピッチングでした。
ところで、この日はスタンドで相馬選手のご家族・ご親戚?が観戦していらっしゃいました。その中には相馬選手のご子息と見られるお子さんも見られましたが、まだ物心付いていないくらいかなといったご年齢でした。
相馬選手は社会人野球ではもうベテランの域に達している選手ではありますが、そのお子さんがお父さんの投げる姿をしっかりと記憶に焼き付けることが出来るくらい大きくなるまで、まだまだ活躍を続けて欲しいなと願うばかりです。
ともあれ、日本通運は1-0で勝利。
思えばこの日の天台球場は2試合ともこのスコアでの決着となりました。
ということで、苦しい展開をなんとか勝ち切り、東京ドームが大きく近づいた試合の様子をここまでお伝えしてきましたが、このあたりで今回の記事はおしまいです。
第1代表決定戦は去年と同じくHondaとの戦いになりますが、前の記事で引用した通り、この組み合わせの南関東第1代表決定戦は泣いても笑ってもこれで最後。
Hondaとしては勝って有終の美としたいところとは思いますが、日本通運としては
もう二度と戻ってきたくないとHondaに思わせる程圧倒して終わらせたいところです。
お互い打線が好調とは言えない状態のため、この日のような投手戦が予想されますが、日本通運のことなので何か思い出したかのように初回で猛攻を繰り広げるといった可能性もあるかもしれません。
既に守備につかなかった大谷選手が心配ではありますが、各選手とも怪我無く最高のパフォーマンスで歓喜の瞬間を迎えることを信じています。
それでは、ここまでご拝読いただきありがとうございました。